「えーんえーん」

分かりやすい泣き真似をする和歌ちゃん。

俯きながら悲しい表情をしている桃華ちゃん。

私はなんと声をかけたらいいのか分からなくて、ずっとオドオドしている。

「く、クラスが離れたけどいつでも会える……よ!」

さっきも言ったけど、言うことが見つからなかった。

私の言葉を聞いて2人は顔を上げた。

「そうだよね……っ!いつでも会える!」

「そうだね〜……。休み時間とか一緒にご飯食べよーね」