やっ、ぱり……。

「和歌ぁ……」

「ち、違うクラスでも会えるし大丈夫……っ」

私と桃華ちゃんは、落ち込みまくっている和歌ちゃんの頭を撫でた。

「ところで美優と桃華は何組だったの……?」

「「あ」」

私と桃華ちゃんの声が見事に揃った。

そういえばまだクラスが分かっていなかった。

顔を上げてすぐにクラス表を確認。

すると笹凪美優という字を見つけた。

それは一年A組の所に書いてあった。

A組の人たちの名前を見ていると、桃華ちゃんの名前も、和歌ちゃんの名前も無かった。