私がそう笑って言うと、奈津ちゃんはへなへなと崩れた。

「な、奈津ちゃん……!?」

「良かったぁ〜……!美味しくないとか言われたらどうしようかと思った!」

「奈津ってば馬鹿なの?美優がそんなこと言うわけ無いじゃんか!!」

「確かに……すごい優しいしまるで天使だからね……」

「て、天使!?天使なわけ無いですよ!」

2人の会話を聞いてて嬉しいな、としか思っていなかった。

だけど天使という言葉だけは聞き逃せなかった。

私が天使だなんてぜーったいにない。

というか天使なのは2人の方。