すると結愛ちゃんが慌てながら言った。

「屋上の鍵持ってるのあたしだけだからバレたらやばい!早く入って……!」

結愛ちゃんの言葉を聞いて、私と奈津ちゃんはすぐに屋上へ駆け込んだ。

「ふぅ、何とかバレずに行けたね」

「良かったです……」

「じゃあ食べよっか」

3人で手を合わせて、

「いただきます」

と言った。

お弁当を開け、食べ始めようとした。

すると奈津ちゃんが私のお弁当を見て、目を輝かせた。

「美優のお弁当美味しそう……っ!この卵焼き形綺麗すぎ!!」

「あたしの作った弁当とは大違い……。美優のお母さんって料理上手なんだね」