そして3人で手を合わせる。

みんな同じクラスになれますように、と願いを込めて。

「「「せーのっ」」」

一斉に目を開けて自分の名前を探す。

ジーッと目を凝らして必死に探す。

「あーっ!!」

探している途中、和歌ちゃんが声を上げた。

何事かと思って和歌ちゃんの方を見ると……分かりやすく青ざめていた。

「和歌ちゃん……?どうしたの?」

「どうしたの、和歌?」

目をうるませてこちらを見た和歌ちゃんは、悲しそうな顔をしている。

まさか、と思い嫌な予感に襲われた。

「2人とクラス離れちゃったぁ〜」