「ジェットコースターなんて乗らない……」

「ははっ、そういうと思った!初めからその気は無いから安心して」

ふいに高崎くんの手が伸びてきて、頭をポンっと1回叩かれた。

その後にみせた無邪気な子供みたいな笑顔で胸が跳ねた。

どうしてだろう。

話すのも触れるのも苦手だったのに、今となってはドキドキとしている。

この気持ちはなんだろう---



「ぷはぁっ……美味しい」

「ブルーハワイフロート美味しそう」

「美味しいよ!高崎くんは何飲んでるんだっけ?」

「コーラ」

ぐったりしていた私に見兼ねたのか、高崎くんがジュースを買ってくれた。

お店のメニューを見た時、透き通った青色のブルーハワイフロートに、すごく惹かれたんだ。

そう思ってた私の視線に気づいた高崎くんが買ってくれたの。