次の日の彼を見ると、そこには別の女の子。

そして、それが当然のように澄ました顔をしている。

そこから私は、彼のことが苦手になってしまった。

まさか、そんな彼が同じクラスだなんて。

なんでこんなに不運なんだろう。

和歌ちゃんと桃華ちゃんとも離れちゃったのに、同じになったのは高崎四季……。

高等部は楽しい青春がやってくる!と思っていたのに、こんなクラス無いよ……。

ガックリと項垂れていた時、私の背中から声がした。

背中から、というか背後から。