ガラッと勢いよくドアを開けて、教室を見渡す。

「あははっ!でさでさ〜」

「昨日ね〜……」

賑やかな声が聞こえてくる。

私が入れずにいたうちに、グループを作ってしまったのかもしれない。

自分の席を見つけるために、私は教卓へ向かった。

すると、何故か私にみんなは視線を向けてきた。

勘違い……だよね?

チラッと振り向くと、男の子と目が合った。

バクンッと心臓が跳ねた。

私は男の子が苦手。