久木くんは、真剣な面持ちでそう言い私の方を向いた。
「俺、入学してバスケ続けるか迷ってた時に成宮先輩に出会って『私は色んな人とバスケして見たかったから続けることにしたの。高校とは全然違う世界ですごく楽しかった。まだバスケ好きならやろうよ』って声掛けてくれて」
彼の話を聞きながらたしかにそんなこと言ったなと思い出した。あの頃は新入生に、サークルに入ってもらうために必死だったけれど。
「先輩言う通りでした。違う世界を沢山知れた。あの時大学生でもこんなに真っ直ぐで綺麗な人いるんだって思うと同時に」
褒められて照れくさくて私まで顔が赤くなって来てしまう。久木くんは大きく深呼吸して次の言葉を準備した。
「成宮陽向先輩のこと、好きになってました」
さっきよりも頬を赤らめて、私の目を見て伝えてくれた。私は、想像もしていなかった言葉に驚き固まってしまった。まさかあの久木くんが私を好いてくれていたとは…。
「俺、入学してバスケ続けるか迷ってた時に成宮先輩に出会って『私は色んな人とバスケして見たかったから続けることにしたの。高校とは全然違う世界ですごく楽しかった。まだバスケ好きならやろうよ』って声掛けてくれて」
彼の話を聞きながらたしかにそんなこと言ったなと思い出した。あの頃は新入生に、サークルに入ってもらうために必死だったけれど。
「先輩言う通りでした。違う世界を沢山知れた。あの時大学生でもこんなに真っ直ぐで綺麗な人いるんだって思うと同時に」
褒められて照れくさくて私まで顔が赤くなって来てしまう。久木くんは大きく深呼吸して次の言葉を準備した。
「成宮陽向先輩のこと、好きになってました」
さっきよりも頬を赤らめて、私の目を見て伝えてくれた。私は、想像もしていなかった言葉に驚き固まってしまった。まさかあの久木くんが私を好いてくれていたとは…。