部活が終わって2人と合流し、バスに乗って駅前に来た。

冬期間は部活が早く終わるから、まだ19時前。
お店もまだまだ営業中。


小麦と私でどの色がいいかとか、どの紙がいいかとか、見やすいのはこっち?あっち?とか。

進くんはたまにアドバイスをしてくれたり、荷物を持ってくれたり、会計をしてくれたり。



結局全てを買い揃える頃には21時を回っていて、閉店するお店もちらほら出てきた。


じゃあそろそろ帰ろうか!と、なっていた時だった。


「ねぇ、絃ちゃん、あれさ、」


進くんがあれさ、と指さした方向に目を向けると、






悠がいた。知らない女の人と。