「お兄ちゃんたちからだったんだ。良かったね。」


「うん!……でもね、」


「うん?」


「お兄ちゃんたち、、すぐ近くにいるなら、やっぱり会いたいなって思ったの。だって、血が繋がってる訳でもないのに、プレゼントをくれたりいつもそばにいてくれているんでしょ?私は誰かわかんないけど」


多分、悠はお兄ちゃんたちが誰かわかってるんだよね。
悠の方に顔を向けると視線がぶつかった。なんとも言えない表情でこちらを見つめている。


なぜだかその空気に耐えられなくて、

「…そろそろ戻った方がいいよね。悠、行こ」


「あ、うん。体冷えてない?」


「うん、大丈夫」


部屋に戻るともう朝ごはんが用意されていて。ご飯を食べ終えると悠は「何かあったらすぐ呼んでね」と部屋を出ていった。

何もなくても、いて欲しいのに。



クリスマス、なのに、、、