「どうした?どこか痛い?」
そう声をかけても、泣き声が大きくなる一方だった。
「絃ちゃん、泣くと苦しくなっちゃうよ。おてて離して。」
結局泣き止まず、元々無い体力がさらに無くなり泣き疲れて眠ってしまった。
聴診をしてから涙を拭いてやり、医局に戻った。
「あ、お疲れ様です」
上宮「樹、お疲れ様」
悠「夜星先生、お疲れ様です。どうでした?」
「目は覚めたよ。だけど、泣いちゃってね。今はまた寝てる」
上宮「なんで泣いたんだ?泣かせたか?」
「俺が目覚めたばかりの子を無意味に叱るわけないでしょう。反応見るために手を握ってもらったらそのまま離してくれなくて。顔みたら泣いてました」
やはり早めに麻河先生に診察してもらうか。それとも悠先生に任せるか。
カルテを書きながら考えていると、後ろから覗いていた二人が医局を出ていった。病室にでも行くのだろう。
そう声をかけても、泣き声が大きくなる一方だった。
「絃ちゃん、泣くと苦しくなっちゃうよ。おてて離して。」
結局泣き止まず、元々無い体力がさらに無くなり泣き疲れて眠ってしまった。
聴診をしてから涙を拭いてやり、医局に戻った。
「あ、お疲れ様です」
上宮「樹、お疲れ様」
悠「夜星先生、お疲れ様です。どうでした?」
「目は覚めたよ。だけど、泣いちゃってね。今はまた寝てる」
上宮「なんで泣いたんだ?泣かせたか?」
「俺が目覚めたばかりの子を無意味に叱るわけないでしょう。反応見るために手を握ってもらったらそのまま離してくれなくて。顔みたら泣いてました」
やはり早めに麻河先生に診察してもらうか。それとも悠先生に任せるか。
カルテを書きながら考えていると、後ろから覗いていた二人が医局を出ていった。病室にでも行くのだろう。