神楽さんの手があたしのお腹に触れた瞬間、肌がビクンと動いた。


「あ、やっ」


大きな手が徐々に上がり、下着の上からなぞるように撫でられる。


「んっ」


恥ずかしくてギュッと神楽さんの腕を掴むけど、あんまり力が入らなくて。

握ってるようなもの。


後ろに移動した手が、パチンと締め付けてるものを緩めた。



「あっ、だ、だめっ……」


チュッと唇が重なって。

何度も何度も角度を変えながらキスをするから、何も言えなくなる。


ふいにその手が、あたしの弱い部分に触れて。


「ひあっ」


ビクンと身体を揺らす。



その瞬間。



「やめ」


神楽さんが勢いよくあたしから離れた。


「え……?」


急に……どうしたの……?



「ここで羽瑠に触れるのはやめにする」