それだ!!


今まで暗かった世界が光出した気がした。


道が見えたような。


そんな感じ。



パッと神楽さんの前で、あたしはキラキラと目を輝かせた。


「ありがとうございます!神楽さんっ!!」


そんなあたしに神楽さんはフッと優しく笑った。



「ん?何のこと?」


あんなこと言ってるけど絶対わかってる。


それがきっと、神楽さんなりの背中の押し方。


助けるけど、手は貸さない。

自分の力で頑張るように促してくれる。



ちょっとだけ……

神楽さんのことがわかった気がしたんだ。