「え、えぇ……!?」
そのままあたしの部屋に入って来てずらりとお菓子を並べる敦雅さん。
「羽瑠はどれがいい?」
「え、あ、あの……」
「遠慮すんなって。好きなの食え」
と、言われても……。
急に態度が変わりすぎて怖い。
これでもあたし、昨日やられそうになったんだよね??
チロルチョコを転がしながらそんなことを考えてると、敦雅さんの手が伸びて来てそのチョコを取られた。
「羽瑠はこれが良いんだ?」
「え、あ……」
返事も聞かずに包装紙を開けて中身を取り出す敦雅さん。
それをあたしの前に持ってきて。
「ほら。あー」
真似をさせるように敦雅さんは口を開けた。
「やっ、あの……あたし、自分で食べられます、からっ……!」
これはさすがに恥ずかしい。
両手を前に出して全力で拒否する。