「あっ!あの!」
私の少し上擦った声と同時に拓海の声が共鳴し、

それが団地の壁に響く。


「先にどうぞ」とお互い言い、

それを数回繰り返した後、ジャンケンで勝った人が


先に言うと決め、私がグーを出し拓海がパーを出す



最初に俺から言うねと前置きをした後