到着したさきはローティカ最大の市場。ここに食品がどっさりと売られている。
「いらっしゃい、いっらしゃい!」
「新鮮な魚があるよー!」
商人の威勢の良いかけごえがあちこちにこだましている。
「すごい勢いだな」
慣れていないのかリークもちょっとだけ、引き気味のようだ。ここで私はある事に気づく。
(魚食べたくなってきたな…)
「ねえ、リーク。魚買わない?昼食か夕食で食べましょうよ」
「魚か。何にする?」
私は市場を見渡す。するとそこで目に留まったのが大きな鮭だった。
「鮭はどう?」
「鮭か…いいな。それにしよう」
鮭は好きだ。焼いても煮てもローストにしても良し。いくらも美味しいし、塩気のある味わいが好きだ。
「いらっしゃい!良い鮭があるよ!」
店主に言われて、鮭を品定めする。すると、下処理と骨を抜いた切り身が売られていた。これなら調理するのも楽そうだ。
「これください」
「嬢ちゃんあいよ!」
鮭の切り身を2つ手に入れた。それからガラスの瓶に入ったいくらと、白身魚を長期保存出来るようにした干物も2つ購入したのだった。
「楽しみだな」
「ええ」
次はお米と小麦粉、パスタの麺をどっさり買い、野菜も一通り見て回る。買い物袋だけでは入り切らないのでリークが事前に用意していた、リュックサックにも買った品を入れたのだった。
やはり市場。野菜はたくさんの品数がある。
「これだけ買えば大丈夫だろう」
野菜を購入した後は調味料を見る。すると私は小さな樽のような入れ物に入っている調味料が目に入った。
「薬草味噌?」
どうやら薬草入りの味噌󠄀らしい。味噌󠄀の色は赤い。隣には薬草味噌󠄀が用いたレシピを記した紙がいくつか置いてある。
そこには、魚を用いたレシピもあった。
「ねえ、リーク?」
「ナターシャ?」
「この薬草味噌買わない?」
「いらっしゃい、いっらしゃい!」
「新鮮な魚があるよー!」
商人の威勢の良いかけごえがあちこちにこだましている。
「すごい勢いだな」
慣れていないのかリークもちょっとだけ、引き気味のようだ。ここで私はある事に気づく。
(魚食べたくなってきたな…)
「ねえ、リーク。魚買わない?昼食か夕食で食べましょうよ」
「魚か。何にする?」
私は市場を見渡す。するとそこで目に留まったのが大きな鮭だった。
「鮭はどう?」
「鮭か…いいな。それにしよう」
鮭は好きだ。焼いても煮てもローストにしても良し。いくらも美味しいし、塩気のある味わいが好きだ。
「いらっしゃい!良い鮭があるよ!」
店主に言われて、鮭を品定めする。すると、下処理と骨を抜いた切り身が売られていた。これなら調理するのも楽そうだ。
「これください」
「嬢ちゃんあいよ!」
鮭の切り身を2つ手に入れた。それからガラスの瓶に入ったいくらと、白身魚を長期保存出来るようにした干物も2つ購入したのだった。
「楽しみだな」
「ええ」
次はお米と小麦粉、パスタの麺をどっさり買い、野菜も一通り見て回る。買い物袋だけでは入り切らないのでリークが事前に用意していた、リュックサックにも買った品を入れたのだった。
やはり市場。野菜はたくさんの品数がある。
「これだけ買えば大丈夫だろう」
野菜を購入した後は調味料を見る。すると私は小さな樽のような入れ物に入っている調味料が目に入った。
「薬草味噌?」
どうやら薬草入りの味噌󠄀らしい。味噌󠄀の色は赤い。隣には薬草味噌󠄀が用いたレシピを記した紙がいくつか置いてある。
そこには、魚を用いたレシピもあった。
「ねえ、リーク?」
「ナターシャ?」
「この薬草味噌買わない?」