「はぁ?ほんと、変わらずおバカちゃんね。
こんなののどこが良いのか分かんないわ」



そう言って、ギロッと私を睨む先輩。



「......ぅ、すいません、」



なんだか、怒られている気しかしなくて。



つい、咄嗟に謝ると。



「高藤果耶よ」



そう言って、
〝これで思い出した?〟そんな顔の先輩。



「.........っ、果耶ちゃん?」



半信半疑だけど。



〝もしかして?〟と思って名前を口にした。



すると...........................



「私は、果耶だけど、果耶じゃない
もう、あんたとは住む世界が違うのよ‼︎」



そう言って、
急に声を荒げる果耶ちゃん。