意気込む私に優ちゃんは頭を撫でた。


☆☆☆



キーンコーンカーンコーン……、



聞きなれたチャイム……を横に聞き長い廊下を早歩きする。



せ、先輩……どこかな、、


生徒会室……、



それとも教室……?かな、


「は、話…って、なにかな、湊くん」


あはは、嫌な予感しかしないなぁ。



私、…放課後って、ほーんと、運がないのかな、



3階の廊下から、中庭を見る。



そこには……



「美園先輩と、……湊先輩っ、
何やってるの……かな。」



かわいた笑みが少しこぼれて、



大丈夫だと思っていた目も耐えきれなくなり、涙目になる。



もしかして、先輩が最近メールしてたのってこういうことだったのかな、




避けたことも、私が嫌になったからだったのかな、


先輩は、私の彼氏、だよ、…ね?


私は…その場から逃げ出したくて、走り出す。


情けない、
今ならなんだ二人でいるんですか?って
言えるのに、



あの時の先輩と離れる時を思い出して、

それを拒否する。



あれかなー、

両思いになると冷めるってやつ、?


あはは、




なんにも、考えたくないや。


先輩の着信音には聞こえないふりをして、

私は家のベッドで静かに眠りについた。



『千代華。いなかったけど、帰りだいじょぶだった?』



♡♡♡