「藍原、どこの掃除してたの?」
「…えっと、グラウンド裏です」
スポーツドリンクを渡しにきてくれたから知っているはずなのに、あえて知らないフリをしてくれる羽賀先輩。
「あそこって日陰だけど、今日の天気だったら暑かっただろ?ちゃんと水分補給してた?」
「はい。休憩しながら何度か。なので大丈――」
「なにが大丈夫だよ。小6のとき、遊んでる途中で熱中症でぶっ倒れたときあっただろ」
なんとあっくんが会話に入ってきた。
しかも、わたしとの思い出話。
わたしは思わず、羽賀先輩の顔を見上げた。
羽賀先輩はにっこりと笑っている。
まるで、「よかったね」と言いたそうな表情だ。
それがきっかけで、そのあとの会話も弾んだ。
まだぎこちない感じはあるけど、羽賀先輩が間に入ってくれていることで久々にあっくんと話すことができた。
「…えっと、グラウンド裏です」
スポーツドリンクを渡しにきてくれたから知っているはずなのに、あえて知らないフリをしてくれる羽賀先輩。
「あそこって日陰だけど、今日の天気だったら暑かっただろ?ちゃんと水分補給してた?」
「はい。休憩しながら何度か。なので大丈――」
「なにが大丈夫だよ。小6のとき、遊んでる途中で熱中症でぶっ倒れたときあっただろ」
なんとあっくんが会話に入ってきた。
しかも、わたしとの思い出話。
わたしは思わず、羽賀先輩の顔を見上げた。
羽賀先輩はにっこりと笑っている。
まるで、「よかったね」と言いたそうな表情だ。
それがきっかけで、そのあとの会話も弾んだ。
まだぎこちない感じはあるけど、羽賀先輩が間に入ってくれていることで久々にあっくんと話すことができた。