「は?」
「え?」
鷹見くん、突然なにを言い出すの!?
「つ、つき合ってないよ!」
慌てて否定する。
だって、はやく誤解をとかないと、と思って。
なんか、鷹見くんにだけは、そんな勘違いをされたくないって思ったんだよね。
それにしても、どうしてそんな勘違いをされたんだろう……。
「だれが、こんなちんちくりん」
「あ、ひどい!」
永遠くんがいつものようにいじわるを言うから、むっと頬をふくらます。
「璃衣はちんちくりんじゃん」
笑いながら頭をわしゃわしゃしてきた。
いっつも子どもあつかいするんだから!
わたしを女子とも思ってない永遠くんなんか、こっちから願いさげだもん。
すると、鷹見くんが、わたしの頭を強引になでる永遠くんの手首をつかんだ。
おかげで、わしゃわしゃが止まった……けど。
「そういうの失礼だろ」
永遠くんをにらみつけている。
な、なんだか……怒ってる、ような……?