クリスマスの翌日。
りん友の態度は、明らかに変わっていました。
友達というよりも『アイドルの妹』として、私に接してくるようになったんです。
「アヤ様とネオン様の、子供の頃の写真を見せて」
「でも、見せていいかお兄ちゃんたちに確認しないと……」
「ダメなの? うちらりん友でしょ?」
「そっそうだよね。あった、これがアルバムだよ」
「二人とも、ちっちゃいころからイケメン~」
「幼稚園の卒園式って書いてある。園服にあいすぎ。可愛すぎ。写真撮っていい?」
「ちょっと、それは……」
「大丈夫だよ。誰にも見せないから」
「……わかったよ。ネットにも絶対にあげないでね」
しぶしぶ私は、OKを出してしまいました。