確かに私は、教室に独りぼっちは寂しい弱虫だけど……


「弱虫集団だっていいでしょ? 誰と一緒にいようが、私の勝手なの!」


「あいつらは、りん友って言葉を都合よく使ってるだけだって言ってんの」


「私のことを好きって言ってくれるメンバーなの! 私と一緒にいたいって思ってくれてるの!」


「だからって、虹湖が他の友達と話してる時のあいつらの態度は、明らかにサイテーだろうが」



そっそれは……

桃花ちゃんと話している時に私を連れてっちゃうところは、どうにかならないかなと悩んでいるけど……



りん友はね、私にとって宝物なんだよ。



幼稚園の時にお母さんとお兄ちゃんたちが出て行ってから、私は寂しくてたまらなかった。

小学校の6年間もニコニコ笑ってばかりいたから、話しかけてくれる友達はいたよ。

でも、放課後や休みの日に遊ぶくらい親密な友達は一人もいなくて。



どうせ中学でも、親友なんてものはできないんだろうなぁ。

諦めていた私に声をかけてくれたのが、りん友の4人だったんだ。