「じゃあ、寒いから手繋いで・・・・あ、ちょっと待って。それは私が可愛い彼女すぎるわ」

「何も問題ないわ!」

伊織が真っ赤な顔で私の手を取り、そっと握る。

「今、私の手を繋いでるのが好きなアイドルだと思うとむっちゃテンション上がるわ。最高だわ」

「沙月、俺に冷たすぎない!?」

「あはは」

「だから、笑い事じゃないわ!」