僕らは愛を確かめ合うのがはやってた。 中には冗談で言う男女も居た。 「ミナはユウのこと愛してるーっ!」 顔真っ赤になったユウに、 「べーっ!冗談だよーっ!」 あっかんべーするミナ。 そんな二人とは対極に告白し合う僕らもいた。 目元までかかる黒髪が揺れる、 「好きだよ、馨…」 "好き"のなかみをしらないふんわり笑う君は答える。 「好きっ響くんっ!!」