すると、今度は軽快な足音が。
「月野さん!…と、先生?」
…そう、私の担任だ。
体育の教師だというだけあって、とても引き締まった体つきだ。
それに、女性の先生なので、男が苦手な私でもまぁまぁ大丈夫。
「すみません、私がお預かりしていたんです、月野さんを」
私が黙っていると、先生が口を開いた。
先生三人が話している、そしてその間に私がいる…圧!!!
私が息をひそめていると、担任が私に声をかける。
「ご飯、食べられるところまで食べちゃいな」
は、はい…
私は先生二人の間を通ると、教室へ入る。
途端、私に注がれる視線。き、きついよぉ…。
「いただきます…」
おにぎり1個を食べきるか食べきらないかの時間。
急いで昼食を食べる私の隣の窓の外で、先生方が話していた。