「え、先生K市に住んでるんですか⁈」
「はい。幼稚園がそこなのですか。バスがいいですよね」

特別教室からの帰り、私は先生との会話に花を咲かせていた。


……言い忘れていたが、私の学校は敷地が広すぎる。
教室と特別教室で、違う市町村のアナウンスが聞こえてくるぐらいには遠い。

まぁ、別に誰に言うわけでもないが。


そうして、先生と二人で帰っていた時だった。