「…っと、お待たせしましたね、竜堂さん」 「いや、全然大丈夫ですよー」 そう言いつつも私の頭は、口とは真逆だ。 せ、先生、課題を個々人から集めたら時間かかりますって…。 自他認める「学校一の癖強先生」が、人気者になっちゃってるよ…。 ーーーそう。 こんな変人生徒に話しかけてくださる先生は。 まぁ、変人!!!!! まぁ、そんなことはあっちのほうに置いておいて…。 心の叫びをあっち側へ追い払う。