アイスとホイップの組み合わせも堪らないし、中に入れてあるイチゴがほどよい酸味を効かせてくれてる。


お、おいしすぎるよ……。
夢中で食べ進めていると、2人がじーっとこっちを見ていることに気づいた。


「ど、どうしたの？」



「……ああ、いやすごい美味しそうに食べるなーって」


「俺、朝光くんが咲良先輩に惚れた理由、なんとなく分かりました」


「それね。俺も今理解した」


「だから惚れられてないよ……」


朝光くんが私に恋愛感情なんか抱いているわけないのに、変な勘違いをしてしまいそうになるから恥ずかしい……。



「……んー、まあいいや。じゃあ咲良、なんか朝光のこと教えてよ」



「ええ、朝光くんのこと？」


「そうですそうです！なんか甘えてくるときとか、逆に甘やかしてくるとき、とか！」



うーん、それなら何個かあるような気がするけど……。



「そんな大したことじゃないかもだけど、えーっと、今朝とかだと……」