「うわ、なんだよ」



琉世さんがカッコよすぎて死にそう。

なんて言えるわけもないから。



「琉世さん、だいすき……っ!」



ありったけの気持ちを込めてとびきりの笑顔でそう言うと、一瞬きょとんとした顔を浮かべたあとすぐに頬をほんのりと赤く染めて目を逸らした。



「あ、照れてる」


「うるさい。ほら、手出して」



そう言われ、言われるがままに手を差し出すと琉世さんは箱からキラキラと輝きを放つダイヤの指輪をはめてくれた。