「ここ弱いもんな」


「ひぅ……」



襲ってきた甘い刺激にびくんびくん、と身体が跳ねて恥ずかしさに襲われる。


これだけは何度、身体を重ねても慣れない。


だけど、段々と気持ちよさに脳が痺れて何も考えられなくなってくる。



「やだ……っ」


「嫌?」



わたしの瞳を真っ直ぐに見つめ、優しくそう尋ねられれば、ふるふると首を左右に振ることしかできない。


だって、本当は嫌じゃないんだから。



「素直じゃないな」



少し呆れたように小さく笑った琉世さん。


数秒後、わたしは彼からふいっと視線を逸らした。


このまま見つめ合っていたらわたしの心臓が破裂してしまいそうだったから。