どうしようもない恥ずかしさから逃げ出したい衝動に駆られるのにわたしの腰を抱いている力が強くて逃げられない。 まるで離さないとでも言われているかのよう。 「かわいいだろ?俺がいないとダメなんだわ」 「……」 「まあ、俺の方が優生いないとダメなんだけど。てことで、連れて帰るから。じゃあな」 「あ、ちょ、まって……!」 わたしのことをお姫様抱っこするとそのまま歩きだしてしまった。 つぼみちゃんはどうしよう……!