なんて答えようか迷って視線を左右に彷徨わせていると
「この前の伊勢谷の件?」
心配そうに眉を下げて言った真田くんの言葉にコクンと一度だけ静かに頷いた。
やっぱり、真田くんもあの場所にいたんだ。
結構、騒ぎになっていたからあの場にいなかったとしても人づてに聞いたのかもしれない。
「それで、泥だらけになって指輪探してたんだ」
「わたしが悪いから仕方ないの」
「俺も一緒に探すの手伝うよ」
「ダメダメ!真田くんに迷惑かけれないし!」
みんなの憧れの真田くんに迷惑をかけてしまったらまた敵が増えてしまう。
メニュー
メニュー
この作品の感想を3つまで選択できます。
読み込み中…