ここから見ていても他の女の子とはちょっと格が違うように思えるほど輝いている子だった。 まるで、初めて琉世さんを見たときのように惹きつけられる魅力が彼女にはあった。 「あれが、伊勢谷財閥の……」 「確か名前は伊勢谷凛香ちゃんだったはず」 色んな情報を持っているつぼみちゃんが隣で教えてくれた。 「そうなんだ」