「役立たずならもういらないね〜?」
勃つ気配のない… いや、ここまで衰弱していて勃つはずがない蓮稀の性器を握り、舌打ちしたおすずは " こんなものちょん切ってやる " と、笑いながら楽しそうに蓮稀の性器を小刀で切り落としていく。
痛い痛い痛い…
無反応だった蓮稀も更なる激痛に耐えきれずその場でもがき苦しみ口から泡を吹く。
「… 蓮稀!!」
現れた咲夜を見たおすずは立ち上がり " 蓮稀様がお前の代わりに死ぬんだとよ。よかったねえ〜 お前は生き残れて " と、捨て台詞を吐いて牢獄から出て行く…
「何で… 嘘だろ… 蓮稀、蓮稀… 」
慌てて駆け寄る咲夜は、今にも息絶えそうな蓮稀の名前を逝かせる訳には行かぬと何度も何度も呼び続ける。
「… る… だよ」
「蓮稀、今なん、て… 「雪美と… 生き、るんだよ… 俺は鈴…香が、待…… 」
鈴香…
今逝くからな。
そのまま動かなくなる蓮稀。
なんで、どうして蓮稀が死ななきゃ行けない… 蓮稀が何をしたって言うんだよ…
冷たくなっていく蓮稀の体を抱きしめた咲夜は声が枯れるまで大声で泣き続けた。