犬はだいぶ疲れているようです。



「おい、C!さっさとあるけよ!」



すると、Cは倒れてしまいました。
Aは気づかずそのまま引きずっています。


「うきぃぃぃ!!」

「きじぃぃぃ!!」


DとEはAに知らせようと必死でした。

Aはかばんからipodを取り出すと大音量で聞き始めました。

DとEはAに言っても無駄だということがよくわかったのでBに言いました。


「うきぃぃぃ!!」

「きじぃぃぃ!!」


BはAとちがって気づいてくれました。


「あ!Aちゃん、Stop!」


BはAのイヤホンを片方はずしました。


「ん?ぅわ!Cが!!うーわー!やっべぇ~!きも!!」


Cは口から泡を吹いていました。



「あ~ぁ・・・どぅする?救急箱ある?」


「・・・ない。あ、そうだ。なんか売って買えばいいんだ!」


AはCを抱き上げて店に向かいました。

帰ってきたとき、片手に救急箱がありました。


「・・・Aちゃん?犬売ってそれ買ったら意味ないじゃん。犬治すのに。」

「ん?あぁぁぁぁぁあああぁぁ!!!うちったら、ばかだぁ!!!」


うん。相当馬鹿ですね。


「今なんか言いましたか?ナレーターさん。」


いえ、なにも。

とまぁ、Aとその仲間たちはCの葬式の準備をしました。


チーーーン・・・・

「んじゃあ、いくか!葬式したし。」


そして、Aたちは歩き始めました。