「正臣の家ってこの辺りだよねー??」


電話しながら住宅街で道を正臣に尋ねた。



正臣は困った様子で、

「今来てるの??」


「うん、探してるよー、目立つ家ってここくらいしか探せないんだけど。」


正臣の家は格式高いので屋敷の中も広々としていた。
なので外観も荘厳。屋敷って感じがする。


「ちょっと待ってて…ppp」


そう言って電話が切れた。
すると玄関先から車椅子の女の子が出てきた。