「舞子さん大丈夫ですか」

「え、ええ。裏門の周りはこんな感じだったかしら」





そう聞く舞子の顔は引きつっていた。





「裏門からそんなに出ないから分からなくなりますよね」



恭平が頷く。



町はお祭りの色をしながらも、いつもの夕焼けだった。