王は断罪し、彼女は冤罪に嗤う
ファンタジー
完
15
茅未つき/著
- 作品番号
- 1711120
- 最終更新
- 2023/12/09
- 総文字数
- 8,584
- ページ数
- 16ページ
- ステータス
- 完結
- PV数
- 11,634
- いいね数
- 15
国王が王妃を断罪した。
それはまるで、何十年と前の、
当時王太子とその恋人だった自分たちが、
婚約者だった少女に行ったのと同じ行為。
国王は見知らぬ少女をはべらせるべく
そばに呼び込む。
しかし彼女は、笑って首を振る。
「お好きですわね、真実の愛」
過去、現在と、
大義名分のように国王が口にした
〝真実の愛〟を、嘲笑うのだった。
-----
「わたしは殺され、あなたを殺す」
と同じ国が舞台です。
それはまるで、何十年と前の、
当時王太子とその恋人だった自分たちが、
婚約者だった少女に行ったのと同じ行為。
国王は見知らぬ少女をはべらせるべく
そばに呼び込む。
しかし彼女は、笑って首を振る。
「お好きですわね、真実の愛」
過去、現在と、
大義名分のように国王が口にした
〝真実の愛〟を、嘲笑うのだった。
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「わたしは殺され、あなたを殺す」
と同じ国が舞台です。
- あらすじ
- 「王妃ライサよ! エフレム・ディメイズは、ここに貴様と離縁することを宣言する!」
国王であるエフレムの誕生祭で、それは起きた。
祝賀のため集められた貴族たちの前で行われた、国王による王妃の断罪――。
なぜ、と問いかける王妃に告げられた罪状に心当たりあるものはなく、ああ、とライサは心の中で呻いた。
過去の過ちが自身に返ってきたのだ、と。
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