「秀くん。 土曜日、1時に流星公園の噴水でいい? 買い物付き合ってほしいの。」 「うん、いいよ。」 華恋の嬉しそうな笑顔に俺も笑顔で応えた。 バレンタインまであと2週間。 今年は華恋と過ごすだろう。 お礼のキスをして、俺と華恋は本物の恋人になるんだ……。 奈々を忘れて華恋の暖かさに俺はきっと甘えるんだ……。 奈々を忘れて……。