赤史の宣告とみんなの返事で、今月の集会は終わる。
舞台袖にもどってきた赤史は「はぁ~、疲れた」と伸びをした。
「お疲れさま。報告にあった問題の対策会議は…」
「あーあー、いまはいいだろ。さっさと教室行こうぜ」
「もう…」
まぁ、集会に出ただけでもえらいし、今回は見逃してあげるかな。
私はマスクを付けて、舞台袖から出る赤史のあとに付いて行った。
一斉に登校してきた一般生徒と一緒に、3階の教室に向かう。
「おはよう、今日Cometって集会だったんだよね?お疲れさま。銀河さんってかっこいいな、女の子なのに暴走族の一員をやってて」
「おはよう。ありがとう、成り行きだけどね」
「それでもすごいよ。…ねぇ、ところでさ」