その命令口調の偉そうな愛のこもった告白は



「……うん。」



私を頷きに導いた。



「よろしい。

大体必要のない。愛されてない人間なんていないんだ。


自分の知らないだけで絶対誰がが気にかけてる。だから何があっても生きろ。」



そっと優しく落とされたキスは涙でしょっぱかった。






───── だけど、1億倍、あまかった。