文化祭当日。


翔とあんな会話をしたから昨日はよく眠れなかった。


教室を見渡すとみんな衣装に着替えたり、料理の準備などをしていた。



「わーちゃん!!!メイドちょーかわいいじゃん!!!」


「美緒、!ありがとう……恥ずかしすぎるけど……」


「大丈夫だってー!いっぱいお客さん呼ぼーね!」



そして待ちに待った文化祭が始まった。


私達のクラスは思っていた以上にお客さんが来て、列ができるほどだった。


「いらっしゃいませー!!」


教室では、接客係の子達の声が響き渡っていた。


「わかばちゃん、外の方の宣伝頼んでいい?」


「いいよ!」