「私に喧嘩を教えてほしいの。もちろん、渚には内緒で」


私の決意は固かった


真琴くんは、黙りながらも私の目をじっと見ていた


「なら、ケガしない程度に頑張らないとな」


輝龍の先代、元幹部の真琴くんは、輝龍の現状も理解してくれていた


「守られる姫じゃなくて、守る姫か・・・悪くないな」