安眠室に入ると、美琴のお母さんがいた


「和也くん、美琴を好きになってくれてありがとう。美琴、幸せだったと思うわ」


美琴のお母さんは、笑いながら言ってきた


俺は、その場にいるのが苦痛で外に出た


安眠室の外にあるベンチと壁


冷静になるにはちょうどいいくらい冷たかった