終わっちゃったものは、しょうがないか。人多いし、最後に行こ。
テッテッテッテ
出るの遅すぎたかな?周りに人がいないや。
それにしても、驚いたな。まさか、ぶつかった人がとう君だったなんて。
ガチャ しかも本人に向かって説教するって何様なの!ほんとどうしよう...
あれ?誰かに腕引っ張られてる?って
「キャッ」
「わりぃ。」
「へ?え?え?えぇぇぇ!」
すると、とうくんが私の唇に人差し指を当てて
「しっ。こっそり抜け出してきたから。静かに。」
何度もうなずいた。
「何度もうなずいて。かわい。」
「///」
ぜ、絶対顔真っ赤になってる。で、でもなんでとう君がここに?
「不思議そうな顔してる。俺が君に会いたくて来たから。」
「え、うそ?」
「ほんと。ねぇ、名前教えて。俺の名前は、東雲斗真。」
「木下美也です。」
「みやって呼んでいい?」
「は、はい。」
「ねぇ、美也。俺と付き合ってください。」
「・・・・・え?」