っっ痛。大変!謝らないと
「ご、ごめんなさい。私が周りをよく見ず走っちゃったせいで。大丈夫ですか?」
相手の顔を見ようと、頭を上げた。
わわっイケメンさんだ!男の人でも、ライブとか見に来るんだ。
「あぁ、悪い。こっちこそよく見てなかった。けがしてないか?」
わぁ~優しい人だな。っじゃなくて返事返事!
「大丈夫です。心配していただきありがとうございます。」
「あぁ。わりぃ。アクキー落としてる。」
「え?あ、ありがとうございます!」
「っっそれ」
「へ?あ、はい。とうくんです。私の最推しです!(⌒∇⌒)」
「そんな奴、推しといて何がいいんだよ...」
「・・・そんな奴なんか言わないでください。」
「は?」
「確かにとうくんは、ほかの人より冷たく感じますが、私は、自分らしくていいと思います。ただ、自分の意思をいうのが苦手なだけ。他人を優先しているだけ。動画を見てて、いつも思います。私は、そんなすごい人がそんな奴なんていわれるのが悲しいです。」
「っっわりぃ。」
「いえ。感情的になってすみません。そろそろ行きますね。ありがとうございました。」