「お待たせ紗奈！」

「未那…」

「カフェ行こうか！」

カフェに向かっている途中、私たちは一言も話さなかった。

カフェにつき、対面して座る。2人でホットココアを注文した。その瞬間空気が変わった。未那が私をじっと見る。

しっかりと聞くよ、そういう気持ちが伝わってくる。

「あのね。」

「うん。」

「私…二葉くんと別れることにする。」

言った…言ったよ私。

「…そっか。」

「…ごめんね、未那すごく応援してくれていたのに。」

「私はいいの。でも、紗奈は？本当にいいの？」

「軽い気持ちで決めることじゃないよ。」と未那がいう。

その後あったかいホットココアを飲んだ。

「うん。後悔はしない。」

「そっか。…二葉先輩にはもう言ったの？」

「今日、話したいことがあるってことだけ言った。」

「…頑張ってね。」

「うん。」