「ごめんね…お母さんの子供に産まれなければよかったのにね…」

「…そんなこと言わないでよ…お母さん…」

つまり、長女の私にその病気が…うつってる。天気病はいつ発症するかも分からないらしい。でも、本人にはわかると言う説がある。お母さんによると。

「…私が、天気病…?」

私にはまだよくわからなかった。

「大好きよ、紗奈。」

そしてお母さんは悲しそうに言った。

「結婚したら、またこのDVDを見なさい。」

そこで、DVDは終わっていた。

コンコン

「お姉ちゃんご飯できたよ~」

ちょうどいいのか、悪いのか…

「はーい」

泣いていたことが気づかれないように元気に返事をした。

莉里は私の青い心に光をくれる。いつも笑っていて莉里の周りには笑顔しかない。そんな莉里と話すのはなんか楽しい。