「あ、あたしも嘘じゃないよ(笑)」

なんだかんだで直樹も嬉しそう…多分。

「なんかお前がそぉゆう事言うと…変な気分。」

やっぱ何も変わらないな。

「せっかく人が〜℃☆*°#♂!!」

「嘘嘘ー。
ね、ごめん!!」

両手を合わせて謝る直樹。
「なんかあたし最近…怒ってばっかでごめん。」

「そうだっけ?」
しらねーよとばかりにとぼけるような直樹。
ホントは知ってるはず。

「まぁね、俺もだし。お前が怒れば俺も怒るし、俺が怒ればお前も怒る。
でも元はと言えばお前がわりぃんだよ。」

「はぁ!!?(笑)」
謝りつつもなんかカンに障る。
なんか久しぶりだな、こぉゆうの。



「ねぇ直樹、これから意識とかして喋らなくなっちゃうのやだからね!!それから…」

「?」

「あたしが直樹って言ってるんだしさ、初めの頃みたいに"柑奈"じゃだめ?」

気づけば"原崎"になっていた直樹へのお願い。

「だめ。

…って言うのは嘘。」

…こんの嘘つきが!!!!